◎長期投資の心得2(2005/10/15up)
長期投資家たるものファンダメンタルでよしとした株を一度買った後は、その後の日々の株価変動に一喜一憂してはいけない。
とくに株価に心を支配されていては駄目。
株価なんてものは得体の知れない商人が勝手に値段を決めてるだけのもの。
高い値段をつけてくる日もあれば、安い値段をつけてくる日もあります。
(市場は間違うことが多いです。)
株価はきまぐれですから、上にいったり下にいったり日々動いています。
短期売買を狙うテクニカル投資家はこの動きに注目していなければついてはいけません。
でもファンダメンタル投資家はこの動きよりも業績を気にしていればいいはずです。
ファンダメンタル投資家は企業分析をして、その会社の株の真の価値というものを導き出します。
(その値段がたいてい売りの値段になります。)
株価が真の価値より割安ならば買います。
そして買った後に気にすることといったら、何なのか?
真の価値より安く買えたのだから業績だけ四半期ごとに眺めておいて、株価なんてとうぶん気にする必要ないはずです。
業績が思惑通りになっていけば、あとは勝手に市場が動いて、
株価は自然と真の価値に近づいてきます。
(まだ投資をはじめて1年ですが、そういう銘柄はいくつかありました。
「えっ?これ割安だけど、本当に見直されるのかな?」
そう迷ってる間に上昇していきました。さらに間違って真の価値よりももう一段上昇してくれているというプレミア付きのものもありました。「市場は間違うものだ!」という言葉はずばり割高時にでもいえる言葉。)
だから、株価がぜんぜん動いてくれなくても、業績が良いことが分かっていれば、安心して保有していていいといえると思います。
(悪材料での下げについてはきちんと分析すべきだと思いますが。)
また、業績チェックよりも大事なことは他の上昇している銘柄に気をとられないという点です。
資金が乏しく、株の初心者の方に多いと思います。
持ち株が上昇していなくて他の株が上昇していると、
ずばり「乗遅れた!?」みたいな感覚に陥ることが!
そうなると動いてない持ち株を捨てて、上昇している銘柄へ飛び乗っては失敗してしまいます。
(投機というのは成功するけれど、最終的には絶対失敗します。なぜなら、たいていの投機家は投機が失敗するまで取引を止めないからです。)
乗り捨てた割安銘柄はその後、真の価値へと上昇していくでしょう。
そんなことを(乗り捨てた)会社の経営者が知ったら、きっとこういうでしょう。
「せめて1年ぐらい見守ってくださいよ!そんな1日や2日で結果がでるわけが無いでしょ^^;
業績よければきちんと配当も出しますから!」
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