◎澤上篤人さん(2005/12/12up)
先日、澤上篤人さんの「優雅な長期投資」という本を読んで深い感銘を受けました!
澤上ファンドという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
澤上篤人さんは本格的な長期投資を実践している澤上ファンドの代表です。
はじめにこの本を購入しようと思ったのは、
「長期投資を実践している澤上さんは長期投資をどう考えているのか?」
そこに興味を持ったからです。
これまでの自分にとっての長期投資の考え方はベンジャミン・グレアムが100%でした。
(「賢明なる投資家」著書)
「本来の価値よりも下の値段で売買されている企業を買う」(安全域の考え)
これが自分の中で株式取引の原則となっていました。
そして、今回この澤上さんの本を読んでどうなったのか?
より自分の考えに自信が持てるようになりました。
いままで、当サイトで長期投資に関するコラムなどを更新していましたが、
正直な気持ち、「実績がないから説得力にかけるなぁ。」と思いつつも更新していました。
「生意気な若造が何をほざいている。」と思われても仕方ないぐらい^^;
(ホント読んでくれるだけでもうれしかったです、ありがとう。)
長期投資に関するコラムを書いていた頃(2005年9〜10月ごろ)に
長期投資を実践しはじめましたので、結果を出すには最低でも1〜2年かかります。
もしかしたら結果が出ないかもしれません。
必ずしも自分の銘柄選択が正しいとは言い切れません。
たぶんこの先、自分が間違ってると思われる度に考えを改めるでしょう。
ただ自分の株式投資の原則、「安全域の考え」だけは変わらないと改めて思いました。
話を戻しますが、この澤上さんの本の内容はどうだったのかというと、
はっきりいって「賢明なる投資家」と考え方・内容が同じでした。
(それも「賢明なる投資家」よりも分かり易い!)
澤上さんも安全域という考え方のもと投資を実践していました。
著書のなかの「お金持ちの運用」というページで書かれていることは、
まさに安全域そのものです!
投資の原則は、
「本来の価値よりも安いときに買う」
この原則は昔から変わっていません。
澤上さんの本でもっとも感銘を受けたのは実はあとがきの内容。
自分の目指すべきところがみつかった気がします。
(・・・・・と今回もカッコよくしめときます^^;)
※この本はかなりオススメです。
たいていこの手の本は勧誘目的も兼ねているのが多いですが、
澤上ファンドへの勧誘もなかった気がします。
ベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」に挑戦したけれど、
ちょっと難しすぎたという方にはよりオススメ。
長期投資を実践してみようと思う方は必読です。
(短期投資をしている方もぜひ!)
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