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M&A銘柄狙い>M&A物語
プリヴェチューリッヒ企業再生グループの場合・・・・・・
ライブドアのニッポン放送買収劇に世間の注目が集まっているころ、証券業界ではもうひとつの買収劇に揺れていた・・・・・・。
2月中旬、財務省に大量保有報告書が提出される!
とある企業が丸三、いちよし、東洋、水戸、高木といった中堅証券5社の大株主に乗り出したのである。
その会社の名前は・・・、
プリヴェチューリッヒ企業再生グループ(6720)
それから約1ヶ月後・・・・・
3月14日の会見でプリヴェ側は、
「5社のうち少なくとも1社の経営権取得(M&A)を目指し、交渉が上手くいけばTOBによる友好的買収に取り掛かりたい。」とのコメント!
ちなみにMSCB発行(300億円を調達)して、資金は準備OK状態。
これに対して中堅証券5社は対抗するところも・・・。
東洋証券は減益にもかかわらずに増配。
水戸証券も増配で対抗。
3月14日の会見以降、中堅5社はそろって株価が高騰。
(MSCB発行してるのを見るとかなり本気モード全開なので、個人投資家も動きます。そりゃ、ちょうちんもつくよね〜。)
しかし、その直後驚きの事態が発生する!!
なんと3月18日に、
プリヴェチューリッヒ企業再生グループが立会い外取引で、中堅5社の持ち株のすべてを同社に約25%を出資するプリヴェチューリッヒアセットマネジメントに売却していたのだ!!
これを受けて証券界では、
「株価を吊り上げるのが狙いだったのでは・・・・。」
との意見。
中堅5社も不快感を隠せない。(そりゃ、そうだ!!)
気になるプリヴェ側の考えは、
「複数の証券会社から圧力をかけられました。
『プリヴェさんの姿勢は友好的とは思えません。そんな会社の注文をとりつぐことはできない!!』と^^;。
業界から強い反発を受けたんですよ・・・・・。。」
※こういう手口を使って株価を吊り上げることもできるのか〜。(プリヴェ側の考えもわからなくもない・・・・でも実際に売り抜けているのだから、売り抜けと思われても仕方ないですね・・・・・というか売り抜けじゃん。)
中堅5社のチャートを見ると、年始から上昇していき3月後半まで続いています。しかし、3月後半からは悲惨・・・大幅下落です。M&A相場は売り時にも気をつけておかないといけない!!
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ライブドアとフジでもめてる間に起きた出来事です。
もしライブ・フジの問題がなかったら、たぶん、この出来事が証券界で一番問題になってたと思います。
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